「股毛神社」は「久我山稲荷神社」をモデルに、神社内の風景を組み合わせて描かれているようだ。「烏賊井さんの逡巡」で最初に登場したコマの風景は、「久我山稲荷神社」の拝殿に…
同敷地内の天満天神、八雲天神の社のための手水舎を組み合わせている。ここに描かれた様な大きな銀杏の木は見つからなかったが、境内には大きな樹木がいくつかあり、かつてはモデルとなった木があったのかも知れないと思わせる。
当初、似た様な作りの社殿は他にもありそうだが…と思っていたのだが、後半のコマで拝殿に描かれている模様が「久我山稲荷神社」拝殿の欄間の龍と同じ形である事に気づいた。
神社の入り口も、2つに分かれた階段が1つにまとめられてはいるが、ここがモデルとなっていそうだ。
諸星大二郎「栞と紙魚子」からの引用は 作品リスト [2001-11]烏賊井さんの逡巡 より。